一般皮膚科・皮膚外科

皮膚科

皮膚科ニキビや湿疹、肌荒れ、湿疹、蕁麻疹、アトピー性皮膚炎をはじめとする、皮膚症状・疾患全般の診断と治療を行います。
薬物療法だけでなく、生活習慣やスキンケアの指導まで、お一人おひとりに合った細やかな治療を行って参ります。

このような症状がある方はご相談ください

このような症状がある方はご相談ください
  • かゆみ
  • 赤み
  • 水ぶくれ
  • 湿疹
  • 乾燥、カサカサ肌
  • やけど、日焼け
  • チクチク・ヒリヒリ・
    ピリピリなどの違和感や痛み
  • ジュクジュクとした化膿、膿
  • いぼ、できもの
  • ほくろ、あざ
  • 爪の変形
  • 脱毛
  • 多汗

など

皮膚科で診療する疾患

皮膚科で診療する疾患
  • 湿疹、かぶれ
  • ニキビ
  • アトピー性皮膚炎
  • 蕁麻疹
  • 水ぼうそう
  • 手足口病
  • 帯状疱疹
  • いぼ
  • やけど、傷
  • 乾癬
  • 巻き爪、陥入爪
  • 水虫
  • たこ、うおのめ
  • シラミ症
  • 円形脱毛症
  • アレルギー性皮膚炎
  • ヘルペス

など

腋窩多汗症

腋窩多汗症は、多汗症の1つです。ワキの下で多量の汗が出ることで、日常生活に支障をきたします。
日本人の約1割がこの腋窩多汗症と言われており、症状は特に体温が高くなった時、緊張している時に強く現れます。
腋窩多汗症は、腋臭症(ワキガ)の原因となることから、においにお悩みになっている方も少なくありません。
シャツに大きな汗染みができる、まわりの人の目が気になるといったことで勉強や仕事に集中できない、プライベートで困っているという方は、お気軽に当院にご相談ください。

原因

腋窩多汗症は、原発性腋窩多汗症と、続発性腋窩多汗症に分けられます。
腋窩多汗症うちほとんどを締める原発性腋窩多汗症は、はっきりとした原因が分かっていません。
ただ、遺伝的要因、ストレス、ホルモンバランスの変化などの影響が指摘されています。
一方の続発性腋窩多汗症は、内科的疾患や外傷、腫瘍、解熱剤・向精神薬の副作用などを原因として発症します。


治療

外用療法

従来の塩化アルミニウム溶液や、保険適応となる外用剤があり、いずれも毎日就寝前に1回外用します。
効果が出るまでには2~3週間かかります。

ボトックス注射

ボツリヌス菌がつくるタンパク質から生成された「ボトックス」を腋窩に注射し、汗腺への情報伝達を遮断することで汗の量を減らす治療です。
注射後2~3日で効果が現れ始め、4~9カ月持続します。
さらに効果を持続させるためには、定期的なボトックス注射が必要になります。

皮膚外科

皮膚外科皮膚外科では、皮膚や皮下のできもの、ケガ・やけどなどを外科的に治療します。
ほくろいぼ粉瘤・脂肪腫の切除やレーザー治療も、皮膚外科の領域です。
丁寧な処置により、傷口の早期治癒を図ることともに、仕上がりにもこだわった治療を行います。

汗管腫(かんかんしゅ)

汗管腫(かんかんしゅ)上下の瞼、額、頬などにできる良性のできものです。
正常な皮膚と同じ色、もしくはやや黄みがかった色をしています。思春期以降の女性によく見られ、スキンケアなどをしても治りません。また、加齢と共に数が増えたり、大きくなったりします。
良性ですので悪さをするわけではありませんが、お顔にできるため見た目の問題が残ります。傷痕を小さくするためにも、気づいた時点でお早めに治療されることをおすすめします。

原因

汗管腫は、エクリン汗器官(エクリン汗腺のもと)が増殖して発生します。
この増殖には、女性ホルモンのバランスの変化、加齢、遺伝などが関わっていると言われています。


治療

レーザー治療、切除、冷凍凝固などの治療法の中から、患者様に合ったものを選択します。

炭酸ガスレーザー治療

医科や歯科で幅広く使用される炭酸ガスレーザーを用いた治療です。
炭酸ガスレーザーを照射し、組織を蒸散させることで、汗管腫を除去します。
比較的小さな汗管腫に向いています。

切除手術

メスで汗管腫を切除する方法です。
狭い範囲に小さなものが集まっている汗管腫、大きな汗管腫に向いています。

液体窒素を用いた冷凍凝固

超低温の液体窒素を綿棒などに浸み込ませ、汗管腫に当てて壊死させます。

稗粒腫(ひりゅうしゅ)

稗粒腫(ひりゅうしゅ)

皮膚上であればどこにでもできる、直径1~2ミリ程度のブツブツです。特に目元、鼻先などに好発します。
白っぽい色をしており、痛みやかゆみ、炎症などの他の症状はありません。稗粒腫であることが確定すれば、放置していても問題はありません。ただし自己判断ではなく、皮膚科で診断を受けるようにしてください。
メイクをしても目立つことが多いため、治療を希望される方が少なくありません。

原因

稗粒腫は、皮膚にできた袋状の構造物に、角質などが溜まって発生しますが、根本的な原因は分かっていません。
外傷後の皮膚、発汗量の多い人、年齢を重ねている人にできるケースが多くなります。


治療

見た目などが気になる場合には、圧出法、レーザー治療などを行います。

圧出法

針、メスなどで稗粒腫に小さな穴をあけ、内容物を取り除きます。

炭酸ガスレーザー
(CO2レーザー)

炭酸ガスレーザーを照射し、組織を蒸散させる治療です。
自由診療となります。

脂肪腫

皮膚下に発生する脂肪のかたまりです。痛みはなく、基本的に良性です。「リポーマ」とも呼ばれます。
まわりの皮膚と同じ色をしており、やわらかいしこりとして認められます。体質的に脂肪腫ができやすい人もおり、多発するケースもあります。
放置していると、少しずつですが大きくなっていきます。傷痕を小さくするためにも、気になる場合にはお早めにご相談ください。

原因

脂肪腫のはっきりとした原因は、未だよく分かっていません。
ただ、糖尿病、脂質異常症、肥満、外傷などがリスク因子になると言われています。また、多発するケースでは、遺伝性や飲酒との関連が指摘されています。


治療

治療では手術が必要になります。
皮膚を切開し、脂肪腫と脂肪腫を覆う薄い膜を摘出します。傷痕が目立たないよう、切開・縫合には細心の注意を払います。
稀に悪性のものが見られるため、必要に応じて、摘出した組織の病理検査を行います。

石灰化上皮腫(せっかいかじょうひしゅ)

石灰化上皮腫とは、よくある皮膚の良性腫瘍です。男女別ではやや男性に多く、年齢別では子ども~若者に多く見られます。
主に顔・首に、次いで上肢に好発します。皮膚下に0.5~3cmほどの、硬いしこりとして確認されます。通常は少しずつ大きくなりますが、稀に週単位で急激に大きくなります。

原因

はっきりとした原因は分かっていません。
ただし、先述の通り男性、子ども~若者に多く見られます。


治療

石灰化上皮腫は、自然に良くなることはありません。治療では、手術が必要になります。
石灰化上皮腫を含めた皮膚に紡錘形に切開を加え、腫瘍を切除し、縫合します。小学校高学年以上になれば、基本的に日帰り手術が可能です。
切開は最小限に抑え、できるだけ傷痕が小さくなるよう努めています。

軟性線維腫

軟性線維腫とは、首、腋、鼠径部などにできるやわらかい腫瘍です。女性、太り気味の方によく見られます。
大きさは通常2~3mm程度ですが、1cm以上になることもあり、しばしば多発します。
褐色系で、皮膚の表面からやや飛び出しています。

原因

皮膚の老化現象の1つと言われています。摩擦、紫外線などもリスク因子になると考えられます。
年齢とともに発症率も高くなっていきます。


治療

良性ですが、見た目などが気になる場合には手術による治療を行います。
メスで腫瘍を切除し、縫合します。しわに沿うように切開・縫合することで、傷痕が目立ちにくくなります。

血管腫(赤あざ)

血管腫(赤あざ)血管腫とは、血管の拡張や増殖といった異常によってできる良性腫瘍です。先天的なものと、後天的なものがあります。拡大・増殖した血管の中を流れる血液のヘモグロビンによって、皮膚が赤みがかって見えます。
自然に消失することもありますが、多くは放置している限り残存します。治療により、改善が期待できます。

原因

血管腫の原因については、未だはっきりしたことが分かっていません。
ただ、一部の血管腫については、血管内皮細胞の異常によるものであることが分かっています。


種類

単純性血管腫

先天的に見られる血管腫で、自然には良くなりません。

乳児血管腫
(いちご状血管腫)

生後間もない時期に、いちごのように赤く、盛り上がる血管腫です。
自然に消えることがありますが、残ることもあります。

静脈奇形(海綿状血管腫)

皮膚の深い位置にできる血管のかたまりです。
特に頭や首によく見られ、痛みを伴うことがあります。

血管拡張性肉芽腫

皮膚の表面にできる、赤くやわらかい血管腫です。
痛みはないものの、傷ついた時になかなか血が止まりません。

老人性血管腫

皮膚の表面に平坦またはドーム状にできる、赤みと光沢のある血管腫です。
自然に良くなることはありません。

くも状(星芒状)血管腫

皮膚の表面に、クモのシルエットのように放射状にできる血管腫です。
自然消退が期待できます。

治療

血管腫は上記のようにさまざまな種類があり、それだけに治療法も多様です。
種類や程度について詳しく調べ、患者様のご希望を踏まえた上で適切な治療法をご提案いたしますので、お悩みの方はお気軽に当院にご相談ください。

-->